ナイアガラの滝(ナイアガラ瀑布、英語:Niagara Falls)はエリー湖とオンタリオ湖の間にあるナイアガラ断層によって出来た滝であり、アメリカとカナダの国境沿いを流れるナイアガラ川に位置する。 ナイアガラの滝は以下、3つの滝からなる。 カナダ滝(落差57m、幅670m、滝壺の深さ56m) アメリカ滝(落差21mから34m、幅260m) ブライダルベール滝(落差55m、幅15m) アメリカ滝、ブライダルベール滝とカナダ滝はアメリカ領のゴート島によって分けられる。ナイアガラの滝は航行不能なのでウェランド運河で迂回する。ヨーロッパ人で初めてこの滝を訪れたのは誰かということについて議論が今も続いているが、もっとも有力な説は、1678年に滝を訪れたフランシスコ会宣教師ルイ・エヌパンだと言われている。 ナイアガラは原住民の「雷のように轟く水」を意味する言葉に由来する。 ナイアガラの滝の流水量は、上流の水門によりカナダ滝9割、アメリカ滝1割程度に調節されており、実際はカナダ滝が毎分1億5,500万リットル、アメリカ滝が毎分1,400万リットルである。 およそ1万2,000年前、第4氷河期が終わり大陸を覆っていた氷河が融けた。その水が流れたことによって誕生したナイアガラ川が巨大な断層を流れ落ちるのがナイアガラの滝。誕生当時、ナイアガラの滝は現在よりも約10km下流にあったが、浸食により年間1m以上ずつ後退し現在の位置に移動した。1950年に上流にダムと水門ができ、人工的に流量を調節することができるようになったため、後退する速度が年間3cm程度に抑えられている。 ナイアガラの滝は観光スポットとしても世界的に有名である。著名なアトラクションとしては、遊覧船でアメリカ滝・カナダ滝のすぐそばまで接近することができる「霧の乙女号(Maid of the Mist)」(アメリカ・カナダ両側から出航)、滝の裏側に掘られたトンネル内を歩き、滝を裏側から観察できる「ジャーニー・ビハインド・ザ・フォール(Journey behind the Fall)」(カナダ側)、ブライダルベール滝のほとんど真下まで行ける「ケイブ・オブ・ザ・ウインド(Cave of the Wind)」(アメリカ側)などがある。これらはいずれも、滝に近づくと水しぶきで視界が完全に閉ざされるほどである。なお、服がずぶ濡れにならないよう入場する前にビニールで出来たポンチョを着用する。
(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
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